若手の教師の悩み
1、わからないことを誰に聞いていいのかわからない。
→多忙そうで寄せ付けないオーラがある。
自分の仕事でいっぱい、いっぱい。
2、子ども観が指導教員と合わない。
→「子どもを甘やかすな」「学校はこうあるべき、一年生はこうあるべき」という理想、
ゴールを設定し、個別の子どもを見ていないように感じるが、指導教員に対して言えない。
3、福祉とつなぐルートが知らされていない。
→SSWにつなぎたいと言っても「まず担任が家庭訪問を」と言われる。
先生では子どもの生活状況が見えない場合もあるのに学校(教員)だけで
完結しようとする。
4、職場の人間関係づくりの方向性の食い違い。
→飲み会は子どもや親の愚痴を言う場になっていて、若手教員の悩みを聴く場には
なっていない。
スポーツを通した親睦会は、負担が大きくかえって苦痛。
5、若手に仕事を押しつける。
→3倍やって返すことで、溜飲を下げている。
できないことは断る。
主催者が感じた問題点・・・制度的問題、学校文化の問題
新人教員の指導を年の離れた教員が、単独で行う形の問題性を感じる。
悩みが個人の関係性か ら発展できない。もっと開かれた中での研修ができたらいいのに。
教員の年齢構成が二極化していて、若手が相談できる中間層が少ない。(地域による)
多忙で、互いに話し合ったり慮ったりする余裕がない。
福祉的視点が入らず、狭い範囲で解決しようとする。
特別支援級への配慮があまりに足りない。→特別支援の専門性があるとは限らない教員配置の問題、特別支援級に厳しい家庭背景の子どもが集まっていることへの理解不足
自治体のスクールソーシャルワーク事業が、児童生徒の一番身近な担任に周知理解されていないためにスムーズな活用が行われない。