不登校の子どもたちをとりまく課題

平成28年度の不登校児童生徒数は約13万人、在籍者数に占める割合は小学校0.5%(前年度 0.4%)、中学校 3.0%(前年度 2.8%)(文部科学省HPより)です。不登校に対しては、以前からたくさんの事業が展開されているにもかかわらず、小学校、中学校ともに増加しています。そして、不登校の子どもたちの多くが、支援を必要としながら地域で孤立しているのが現状です。

私たち子ども・若者応援団は、不登校も含め子どもたちが安全・安心・安定した生活を過ごし、自己選択・自己決定を大切にしながら「なりたい自分に」近づき、自立に向かうお手伝いをしたいと思っています。そのためには社会参加の機会、地域の居場所、子どもに寄り添いながら「ちょうど」の支援をおこなう子ども支援者が必要です。

子どもの支援者としては、2008年以降、各自治体の教育委員会にスクールソーシャルワーカーが配置されるようになりました。教育の現場に福祉の視点からの支援が可能になったことは、非常に意味のあることです。しかし、その配置は各自治体でバラバラ、さまざまな背景のスクールソーシャルワーカーが活動しています。私たちは、スクールソーシャルワーカーはあくまでもソーシャルワークを基盤とし、福祉の専門職としてその職務にあたるべきと考えています。現在、支援の質が問われています。

こうした課題を解決するために、私たちは3つの事業を展開しています。

1つ目の学習支援・居場所事業では、高校卒業という具体的な目標を達成することで、子どもたちの困難な状況の解決を図っていこうとしています。

2つ目の子ども支援者育成事業では、子ども支援者が出会い、学び合い、支援の実践力や支援の質を高めることを目指します。

3つ目の連携事業では、教育と福祉の両面からの支援の実現を目指し、学校や教育委員会にスクールソーシャルワーカーやスーパーバイザーを派遣します。