事業紹介

私たち大人には、子どもたちの最善の利益を守り、豊かな自分らしい時間を保障する責任があります。また、子ども・若者一人ひとりが未来に向かって歩いていくためには、福祉的視点と教育的視点の両面からの支援が必要です。いま、支援の質が問われています。

子ども・若者応援団では、質の高い支援を実現するために以下の3つの事業を柱に活動をしています。

  • 学習支援・居場所事業
  • ​支援者育成・他職種連携事業
  • SSWr講師派遣・業務委託事業

学習支援・居場所事業

笑顔の少年

教育と福祉の両面からの支援体制によって、一人ひとりの夢や希望に満ちた自立を支えるために、高校卒業を目指し、自己肯定感を高めるお手伝いをします。

寺子屋みらい in 善宗寺

子ども、若者たちが主体的に進路を切りひらいていく力を育み、高校卒業を目的とします。一人ひとりにあわせた学習プログラムのもと、教科毎の個別指導をします。

学習の教育的支援に加え、相談や家庭訪問など福祉的支援も行い両面から継続的にバックアップします。インターンによるサポートもあります。

親カフェ

学齢期の子供の親を対象に、日々の子育てで気になっていることや心配事などを気軽に話せる場です。

教育相談みらい

完全予約制、原則1回50分、相談料無料、相談員は元校長先生です。今困っていることや気になっていることをじっくりお聞きし、これからのことを一緒に考えます。

​支援者育成・他職種連携事業

ピンク色の花「子どもが真ん中」を合言葉に、子ども支援者が集い学び合い、つながって、ソーシャルワーカーとともにちょうどの支援の実践力を身につけます。

子ども支援・特別支援研究会

教育と福祉の関係者が発起人となって、「特別な支援を要する子どもたちへの支援」の在り方について学び合う研究会です。

子ども支援の質を高め、支援者のスキルアップを図るとともに、考え方のよりどころとなる研究組織を目指しています。

事例をもとにしながら、子どものためのより良い支援をチーム全員で考え、新しい視点や様々なアプローチの仕方を得ることを目的としています。

スクールソーシャルワーカー実践講座

本講座では、初めてスクールソーシャルワーカーとして活動する方や、これから目指す方を対象とし、文部科学省が示す「スクールソーシャルワーカー活用事業」の趣旨に沿った基礎研修を行います。講師として、現在スクールソーシャルワーカーとして実際に活動している方や、学校管理職、教育委員会の方を招き、基礎知識や技術を踏まえた実践的な研修を行っていきます。

教師とSSWrの協働のための学習会

学校は今、多様化・複雑化する子どもの問題に対応するため、教育職の教師だけではなく福祉・心理などの専門職との連携が必要になってきています。

「子どもの貧困大綱」「チーム学校」など国の施策の中でもスクールソーシャルワーカー(SSW)の活用が提唱され、2019年度までに全国の各中学校区に一人、合計1万人のSSWが配置されることが予定されています。

しかし、実際にSSWを活用したことのある教師はまだ少なく、「何をしてくれる人?」「カウンセラーとどう違うの?」という疑問も多いのが実態です。また、SSW側からは、「学校の文化がわからない」「福祉の視点が理解されにくい」という声も出ています。

そこで教師とSSWがともに学習し、互いの立場・視点を学び合うことで、子どもを取り巻く諸問題に向き合う力を養っていきたいと思います。

他の職種の方と学び合うことで、子どもの問題に向き合う視点を広げていきたいと考えています。

子ども支援者交流会

支援を必要としている子どもたちが、途中でこぼれ落ち孤立しないために、子ども支援者たちが集い、学び合い、繋がるための交流会です。

子ども支援者のためのソーシャルワーク講座(終了)

不登校支援のための勉強会(終了)

教育カフェ(終了)

SSWr講師派遣・業務委託事業

学校における社会福祉的視点からの支援体制の充実と、自治体における子どもを支える地域力の向上を目指します。

都立特別支援学校外部専門員(SSWr)派遣​

外部専門員の委嘱を受けスクールソーシャルワーカーを派遣します。

研修会などへの講師派遣

子ども・若者支援に係る企画・運営をします。また、自治体からの委託も受けます。